子育てに忙しくて時間がない人に「水泳」を自己投資としてすすめる理由

仕事に子育てに忙しい、を言い訳にしてスポーツから離れて早5年が経ってしまいました。


これではいかん、と思っていたところ、知り合いから無料のプール券を頂くという幸運に恵まれたのが3月。

行ったプールで「水泳教室」のパンフを手に取ったことをきっかけに、水泳を習うことにしました。

しかし水泳教室なんて、NASのスイミングスクールに毎週通っていた小学生のとき以来。 

それだけでも緊張するのに、無謀にも数あるクラスの中で最上級の「マスタークラス」(マスターズ大会への参加を目指すクラス)を選びました。

それしか合う時間がなかったとは言え、
「ついていけないのでは?」
「他の(泳げる)参加者の迷惑になるのでは?」
と不安でした。

申込時にもスタッフの方からは、「ちゃんと4種目泳げるんですか? 結構きついですよ!」と2度も念押しされてしまう始末。

「一応、高校時代は水泳部でブレスト(平泳ぎ)の選手で、合宿の時は一日10,000m以上泳いだこともありました!」

と喉まで出かかったところで、「化けの皮が剥がれて後で恥をかくのは自分。」と思い直し、慌てて戻しました。

それから2ヵ月。
心配するほど泳げないことはなく、回を重ねるごとに泳ぐことが楽しくなっています。

そして高校時代とは違い、新たな発見と気付きがありました。
それは、

「水泳は(私を含めた)子育て世代の方にとても向いているスポーツだ!」

ということです。それは、こんな理由からです。

1.短い時間で効果が得られる。

仕事に子育てに忙しいと、健康をしっかり維持する時間をまとまって取ることは簡単ではありません。

しかし、日々を健康で明るく楽しく過ごすには、運動は欠かせないのも事実。

そこで、「短い時間で効果的な運動をする」ために参考になる指標をみてみましょう。
それが、METs(メッツ)という指標です。 

これは安静時を1メッツとして、ある運動がどれだけエネルギーを消費するかを示したものです。

これによると、水泳は地上をジョギングするよりも1.5倍ものエネルギーを消費できると言われています。

地上での運動
ウォーキング          4.3メッツ
ジョギング(軽い)       6.0メッツ
ランニング(普通)       9.0メッツ

水中で運動
のんびり泳ぐ          6.0メッツ
水中ジョギング         9.8メッツ
クロール(速い)        10.0メッツ

家での活動
子どもの世話(幼児全般)    2.5メッツ 
家の掃除全般          3.3メッツ
部屋の片づけ          4.8メッツ

出所: 国立健康・栄養研究所「改訂版『身体活動のメッツ(METs)表』」

同じジョギングでも地上なら6.0メッツ、水中なら9.8メッツ。 

忙しい親が同じ運動をするなら、短い時間で効果が上がる方を選びたいもの。
そう考えるなら、水泳は良い選択です。

2.全てを忘れて無になれる。

水泳を選ぶ2つ目の理由は、泳いでいる間は「全てを忘れて無になれる」ことです。


子どもと過ごす時間は、笑顔になれたりたくさんのエネルギーをもらえたりと、いいこともたくさん。

反面、絶え間ない「僕を・私を見て、聞いて!」に、時として疲れるのも事実。

そこへ、仕事や人間関係のストレスが積み重なると、逃げ出したくなることも少なくありません。

そんな時、「水泳」はピッタリです。
水の中を夢中で泳いでいるときは、どんな嫌なことがあっても、その時だけは忘れることができます。

事実、水泳がストレスや不安の軽減など、メンタルヘルスへの効果があることは研究で認められています。

これは私個人の実感ですが、ジョギングよりも水泳の方がより「リラックス」「嫌なこと忘れる」の効果が高いです。

普段接する空気のない水の中、という異空間に身を置くからかも知れません。

ちなみに、長年水泳を楽しんでいる私の友人(音楽教師)は、水泳のよさをこのように表現していました。

「水泳は気分転換にもってこいです。 いつも音の中で仕事をしているのでサイレントな水中は身も心もリフレッシュします。」

水中という異空間には普段のノイズも届かない。 
そんな空間に身を置く水泳は、子育ての疲れを癒すにも最高、と言えます。

3.すき間時間を利用できる。

子育てが始まって気付いたことの一つに、時間の使い方があります。


以前は「何かをするために時間を作る」だったのですが、子育て以降は「合間合間の時間があるので、そこでできる何かをする。」に変わりました。

つまり「すき間時間」を有効活用することです。

すき間時間に向いているのは「タイミングが合い、思い立ったらすぐ実行できる何か。」です。 

水泳はこれにピッタリです。

プールに行って、着替えてさっとシャワーを浴びて、泳いで満足したらさっと上がる。

水泳の運動効果は地上での運動より高いので、短い時間で切り上げても罪悪感がありません。
泳いだ後の程よい疲れが、すき間時間後の仕事や家事をはかどらせてくれます。

そして、一日の仕事や家事が終わった後の食事や「自分へのご褒美」がよりおいしくなることは、言うまでもありません。

4.長寿時代の自己投資に向いている

私が入会した「マスターズ」クラス。 
初回に出る前は「バリバリ泳ぐ中年の方が多いのかな...」と考えていました。

 
しかし実際に参加してみると参加者計12名の平均は60代前後。
80代女性が2人もいて、その内の一人は、何と85歳!

「みんなに迷惑かけてないかしら?」と言いつつも、平気でバタフライを泳ぐ姿にビックリです。

さらに驚くことに、その方は数年前に一度脳溢血で倒れたのに、こうしてまた水泳に復帰した、というのです。

長年の水泳が回復を早めたのかどうか、は定かではありません。
でも、水泳を長く続けたことで、筋力や肺活量など病気の快復に必要な力が増したことは間違いありません。

さらに、見逃せないのは「コミュニティー」です。

クラスの参加者はほぼ女性です。(男は私を入れて2人だけ)
みなさん、練習中もよくしゃべって仲がよさそう。
時には泳ぐ以上に人との会話を楽しんでします。 

誰かが休めば「〇〇さん、今日はどうしたのかしら」と心配し、
畑で何か獲れれば「はい、お裾分け」と分け合う。

水泳は個人プレーと思っていましたが、意外にも集団スポーツ以上に人とのつながりが深い気がします。

毎日のようにプールに通っている私のお客様は、こうおっしゃっていました。

「プールには泳ぎにいくのが目的じゃない。社交とお風呂が目的よ。」


健康と交友。 
どちらも時間をかけて投資し、築いていくものです。 

長寿時代に必要なのは、何も「iDeCo」や「つみたてNISA」といったお金の投資だけではありません。 

もし、健康と交友に長期投資をするなら、私は水泳をお勧めします。

民間スポーツクラブと公共プール、どちらを選ぶ?

水泳を始めるには、当たり前ですがプールが近くにないといけません。


そこで、もし近所に民間スポーツクラブも公共プールもある、という方は、しっかり比較した上で選ぶことをお勧めします。
私の場合、比較するとこのような結果になりました。

CフィットネスKスポーツクラブ市民プール
料金月額7,500円(税込み)
いつでも
月額7,590円(税込み)
週1回利用
1回 300円(回数券利用)
利用時間10:00~18:00(平日昼間)10:00~22:00(平日昼間)10:00~20:00
特徴・料金に水泳講習代(一部有料)も含まれる。
・時間が合えば、いろんな講習に参加可能。
・プールだけではなく、ジムも利用可能。
基本的にCフィットネスと同じだが、
託児所もあり設備はより充実。
・水泳教室代が1回1,100円別途かかる。
・クラスを複数取れば、その分追加で料金がかかる。
・泳ぐだけ。 ジムやマシンの利用はできない。

料金だけを見ると一見、市民プールの方がお得に見えます。

しかし計算してみると、実はプールに週2回以上行くとむしろCフィットネスの方がお得、ということが分かりました。
(計算は本文最後に記載)


ただし、教室には参加せず、純粋に気が向いたときにパッと泳ぐだけなら、やはり市民プールがお得です。
私はジムには興味がなく、パッと来て自由に泳ぎたい派なので、今回は市民プールを選びました。

水泳、と言っても目的はさまざまです。

先生について習いたいのか
筋トレ後の仕上げに使いたいのか
それとも日常を忘れリラックスしたいのか

始める際は、単純に料金の額だけで比較せずに、施設が自分の目的に合うかを見極めた上で選ぶようにして下さい。

(週2回の計算根拠)
「教室代を引いた純粋なスポーツクラブ代で、市民プールに月何回行けるか」を計算します。
(スポーツクラブの教室代は分からないので、市民プールの教室代で代用)

(7,500円(Cスポーツクラブ料金)ー1,100円(市民プール教室代)×月4回)÷300円(市民プール1回料金)=約10.3回(≒週2回

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