水道光熱費レコーディング・ダイエット、始めませんか?(エクセルファイルダウンロード付き)

(本記事関連のエクセルファイルは、こちらからダウンロードできます!)

電気代  21.5%。
ガス代  19.4%。

これらは、前年同月(9月)から上昇した電気とガスの価格です。※

※2022年9月消費者物価指数による。

これから年末にかけて、まだまだ電気・ガスは上がっていく予定です。

この状況で、わたしたちはどんな対処をすればいいのでしょうか?

政府は経済対策支援として一家庭あたり約2,000円を電気代負担軽減策をまとめようとしていますが、それも「焼石の水」。

それなら、今からもっと先を見据えて、「値上げに負けない」家計、ビジネス作りを始めませんか?

方法は簡単です。

毎月1回、請求書の内容を3分間エクセルに記録するだけ。

名付けて、「水道光熱費レコーディング・ダイエット」

その実践方法を解説します。

記録するだけで50kgのダイエット!?

記録することが、どれだけの効果的か。

それを証明してみせたのが、今から15年の2007年に出版され、ベストセラーとなった「いつまでもデブと思うなよ」(岡田斗司夫著)という本です。

2007年のベストセラー。 当時、レコーディング・ダイエットという言葉が流行する元になった本です。

2007年のベストセラー。 当時、レコーディング・ダイエットという言葉が流行する元になった本です。

著者のピーク時の体重が117kg(身長171cm)。

その彼が、「ある方法」によって体重を50kg減、体脂肪率17%減を達成しました。

ある方法とは、極めてシンプル。

メモ帳にその日食べたもの、摂取したエネルギー量などを記録し続ける、というものでした。

なぜ、そんな単純なことでこれほどのダイエットを成功させたのか。

著者によれば、体重やカロリーといった「数字」を直視することで、いかに自分が間食など余計なカロリーを取ってきたかが分かったから、と言います。

著者は、これを「レコーディング・ダイエット」と名付けました。

(誰が最初に始めたか、には議論があるようですが…)

成功の裏に「記録」あり

一見華やかな成功の裏には、必ずデータの記録があるものです。

プロ野球なら、

スコアラーが必ず敵チームの各選手のデータを記録し、自チームの選手との対戦成績を元に監督が選手の采配を行います。

企業なら、

経営計画でKPI(重要業績評価指標)を決め、実際のデータとの達成度合いを比較して経営戦略や改善に活かします。

そして、記録を取ることのメリットは、大きな組織だけではありません。

家計簿など、わたしたちの家庭やビジネスも同じです。

わたしも10年前から電気・ガス・水道料金の記録を取り続けていますが、その効果は抜群です。 

記録とレポート化を実践した1年前と比べて、電気の使用量は25%、ガスは30%減少。

そのため、料金単価は昨年から20%近く上がっているにも関わらず、電気・ガス代は前年とほぼ変わりません。

わたしの電気料金の記録(EXCEL)

記録することのメリット

それでは電気・ガスを記録すると、どんなメリットがあるのでしょうか?

以下は私の実感です。

1.料金を構成する要素が分かる。

料金の構成要素(基本料金、従量制料金など)を手入力で記録することで、それぞれの意味やプランの特徴などを理解できます。

この理解が、電気料金の「何が問題なのか」の気づきにつながります。

2.使用量の傾向が分かる。

一年を通じて、月ごとの使用量の傾向が分かるようになります。

すると、「来月は使用量が多くなりそうだから、クーラー1つはOFFにしておこう」など、自然と対策が取れるようになります。

3.節約を楽しめる。

データを記録しておくと、集計して分析したり、レポート化できます。

家族でレポートをシェアすることで、成果を褒め合ったり、対策を話し合えるようになります。

興味が湧きましたか?

それでは、次に実践方法をご紹介します。

エクセル版「水道光熱費レコーディング・ダイエット」の使い方。

まずは、こちらからEXCELファイルをダウンロードしてください。

(当事務所のホームページに移動します)

エクセルファイルは、4つのシートで構成されています。

1.レポート

2.電気

3.水道

4.ガス

まずは、「1.レポート」をご覧ください。

「水道光熱費レコーディング・ダイエット」エクセルのレポート

このレポートは、毎月一回入力する請求書のデータが元になっています。

そして、ここからいろんなことが分かります。

たとえば、「1.今月の結果」では、円グラフから水道光熱費に占める電気・ガス・水道代の内訳が。

そして「3.使用量と金額」の棒グラフからは水道光熱費が「前月比」と「前年同月比」でどれだけ上がったか(下がったか)。

これが一目で分かるだけで、自分の使用量の傾向がすぐに分かります。

しかし、このレポートの特徴はこれだけではありません。

「2.努力の成果」をご覧ください。

水道光熱費の前年同月比との差が、「価格差」「数量差」に分かれているのがお分かりでしょうか?

努力の成果を明らかにするために、前年同月比の差を「価格差」と「数量差」に分解。

このように分解している理由は、水道光熱費が上がった(下がった)理由を、「価格によるもの(=自分ではどうにもならない)」と、「使用量によるもの(=自分で何とかできる)」に分けるためです。

このように分けることで、「自分の努力の成果」を測ることができます。

例えば、上図の電気代を見てみましょう。

前年同月比では、+326円の上昇です。

これを分解した「価格差」は+2,928円。

ご存知の通り、電気料金が急上昇したことが原因ですが、これは私たちではどうにもできません。 

一方、「数量差」は▲2,602円。

これは、節約で使用量を下げた成果です。 

まとめると、このようになります。

「電気料金の急上昇で、2,028円分の電気代上昇要因があったものの、  ▲2,602円分昨年比で節約したため、前年同月比の電気代は+326円の上昇に抑えることができた。」

「数量差」、「価格差」の仕組みはこちらの記事でも解説しています。

ご興味のある方は是非お読みください。

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レポートの仕組みがお分かり頂けたでしょうか?

是非、このレポートをご家庭やご自宅でお役立て下さい。

なお、残りのシート(2.電気、3.水道、4.ガス)は、それぞれデータを入力する箇所です。 

それぞれサンプルデータを入力してありますが、請求書を参照して上書きしてください。

水道光熱費の高騰でお悩みの方: サポートします。

今回は、水道光熱費を記録することで、「値上げに負けない」家計、ビジネス作りができること、そしてツール「水道光熱費レコーディング・ダイエット」(エクセル)をご紹介しました。

是非、ダウンロードして試してみてください。

もし、使い方が分からない、どうやって記録を実践に移せば分からない、という方は、

メール(info@zfinancialassoc.com)または電話090-6156-1127へご相談下さい。

(ご質問、および返信は無料です※)

※エクセルのカスタマイズなど作業が伴う場合のみ、有料(価格はご相談下さい)とさせて頂きます。

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