値上げラッシュの秋。それでも価格が下がっている品目はこれ!

値上げ、値上げ、値上げ。

ちまたで、そしてニュースで、モノやサービス、そしてエネルギーの値上げを目にしたり、耳にする機会が本当に増えました。

こうなると、全ての価格が上がっているように錯覚してしまいそうですが、実は、価格が下がっているものもあるんです。

そこで、今回は私たちが普段口にする「食べ物」の中で、価格が下がっているものや、あまり変わっていないものにスポットを当ててみました。

(以下、断りがない限り、数値は9月消費者物価指数の品目別数値からの引用です)

パンよりも、価格が下がっているお米を!

いつもの朝食は、パン派ですか? それともご飯派?

もしパン派なら、少しご飯の日も取り入れた方がよいかも知れません。

ネスレの調査によれば、朝ごはんの「パン派」は63%「ご飯派」は37%。

パン派が過半数を占めています。

しかし、わたしを含むパン派には痛い値上げ。

パンは昨年比+13.0%のアップです。

パンの価格が上昇している理由は、主に2つあります。

まずは、小麦粉の価格アップ(+18.0%)

悪天候による小麦の国際価格アップ」「新型コロナによる輸送費アップ」「急激な円安」のトリプルパンチによって、2022年4月に政府売り渡し価格が引き上げられたのは記憶に新しいところです。

小麦粉の価格は昨年比18%も上昇。

次に、こちらもパン作りには欠かせないマーガリン(+15.8%)のアップ。

9月1日から、大手の明治が販売価格を引き上げています。

マーガリン、チーズなど家庭用56品値上げ 明治

明治は9月1日出荷分から家庭用油脂類など16品、市販用冷凍食品11品、10月1日出荷分から家庭用チーズ23品、菓子類6品の価格改定、容量変更などを実施する。家庭用油脂類な…

こうした原材料の値上げの結果、山崎製パンやフジパンなどがこぞって、値上げに踏み切りました。

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一方、米類は▲4.3%の下落。

報道によると、価格が下落した要因は、米の在庫が特に九州でだぶついているとの事。

在庫を消化して日本の米をもっと食べよう!

と声を大にして言いたいところですが、でも、やっぱり朝はパンですよね。(パン派のつぶやき) 

麺類なら、価格があまり上がっていない「そうめん」を!

小麦粉が上がっているなら、そのしわ寄せは当然、麺類にも及びます。

麺類全体の価格上昇率は+11.5%。

その中でも特に上がっているのが、パスタです。

麺類の中でも価格上昇幅が大きい「パスタ」

+19.2%と、昨年比2割近くもアップ。

輸入小麦の「トリプルパンチ」に加え、パスタ自体も輸入物が多いことから、これだけのアップも納得です。

これに加えて、パスタソースまで+13.4%もアップ。

イタリア料理店の方は、本当に大変だと思いますが、そんな中で驚きは「サイゼリア」の対応。

来期の予想利益が30%近く下がる見込みでも、値上げしないと公表したのは、すごいことです。

https://www.inshokuten.com/foodist/article/6667/

その一方、あまり上がっていないのが「そうめん」(+1.3%)

ゆでうどん(+12.9%)、カップ麺(+12.8%)、中華麺(+11.3%)と軒並み上がっている中で、そうめんの価格安定はありがたい限りです。

しかし、そうめんも原料は同じ小麦粉。

なぜ価格が上がらない?

疑問に思って探っていると、ありました。

値上げのニュースが。

「「揖保乃糸」価格改定 10%引き上げ 11月1日から順次」

https://news.yahoo.co.jp/articles/814dadffea4703142d0429beefb6b07ac3cb1ec3

他の麺類よりも、値上げのタイミングが遅かっただけのようです。

麺類好きの方は、今の内にそうめんを買っておきましょう。

生鮮魚貝なら「ししゃも」や「しらす」を。 

生鮮魚貝、と言えば「寿司」。

その定番ネタは、軒並みすごいアップです。

生鮮魚介全体 +16.5%

内、

あさり +28.6%

さけ +26.8%

かつお +19.9%

いわし +18.9%

あじ +18.6%

まぐろ +17.7%

ぶり +14.6%

たい +13.4%

さば +13.0%

たこ +12.6%

サケの価格は昨年比26.8%も上昇

こんな状況では、回転ずしチェーンの値上げラッシュはやむを得ないでしょう。

しかし、価格が下がっている魚もあるんです。

それが以下の2つです。

しらす干し  ▲1.1%

ししゃも ▲0.8%

価格が下がっている魚の一つ、「しらす」

調べてみると、ししゃもの価格が下がった背景には、こんな事実がありました。

私たちが普段食べるシシャモは、主にアイスランドとノルウェーからの輸入です。

この2か国は、それぞれ2019年から資源回復のために禁漁していました。

しかし、禁漁のおかげで資源量が回復したため、昨年から今年にかけて解禁となっています。

資源量が回復して価格が下がった「シシャモ」。

寿司ネタには(残念ながら)なりませんが、この際カルシウム摂取のために、食卓に乗せてはいかがでしょうか?

焼きたての子持ちシシャモは最高です!

その他にこんなものも下がっている!

レタスの価格は昨年比41.7%も下がっている。

食品の中で下がっているものには、こんなものもあります。

これらの品目、いつものお買い物リストに入っていますか?

(乳製品)

ヨーグルト ▲1.3%

バター ▲1.3%

(野菜)

レタス ▲41.7%

はくさい ▲39.3%

キャベツ  ▲22.3%

なす ▲21.1%

きゅうり ▲18.9%

ほうれんそう  ▲9.8%

ピーマン  ▲9.7%

ごぼう ▲9.7%

じゃがいも  ▲9.6%

さやいんげん  ▲8.9%

れんこん  ▲4.6%

しょうが  ▲4.4%

トマト  ▲4.2%

えのきたけ ▲3.1%

しめじ  ▲1.7%

ながいも  ▲1.6%

さつまいも  ▲1.1%

さといも  ▲0.9%

えだまめ  ▲0.3%

アスパラガス ▲0.2%

反対に、価格が上がっているものは、こちらです。

(野菜)

だいこん +31.1%

にんじん +27.3%

たまねぎ +14.3%

ブロッコリー +12.2%

もやし +4.6%

ねぎ +4.5%

生しいたけ +1.7%

かぼちゃ       +1.5%

カット野菜   +0.5%

(大豆加工食品)

豆腐 +5.0%

油揚げ+6.7%

納豆 +1.1%

調理は、なるべく油を使わず

油の価格も上がっている

さて、値下がりしている食材を揃えたら、次は調理です。

調理の主役、油は軒並み4割近くも値上がりしています。

油脂+34.8%

食用油+37.6%

ここは、油少なめで、味付けも塩で、の方がよさそうです。

調味料+4.3%

食塩 ▲3.1%

ちなみに、食用油のアップに比例して、ポテトチップ(+14.2%)も上がっています。

おやつがポテチ派にとっては、痛い値上げです。

品目ごとの価格の傾向を知ると、買い物はもっと楽しく

今回は、値上げラッシュの中でも、値下がりした品目を見てみました。

節約している方も、そうでない方も、食材の価格の傾向を知ると、普段の買い物がもっと楽しくなりますよ!

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